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腹痛

お腹が痛い・・・
軽度から重度な症状まである
「腹痛」とは

お腹が痛い・・・軽度から重度な症状まである「腹痛」とは腹痛は、日常生活でもよく見られる症状の一つです。
腹痛の範囲は腹膜〜鼠径部の領域と広く、腹部には多くの臓器が存在しています。
これらの臓器には消化管(腹部食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門)、消化器(肝臓、胆のう、膵臓、脾臓)、泌尿器(腎臓、尿管、膀胱)、および生殖器(女性は子宮、卵巣、卵管、男性は精管)などがあります。
そのため、腹痛の原因となる病気は多岐に渡り、軽度のものから生命に関わる緊急手術が必要なものまでさまざまです。

腹痛の症状
(医師への伝え方のポイント)

腹痛の原因には一時的なものから、重大な病気の初期症状まで多岐にわたります。
症状の改善が見られない場合や、いつもと様子が違うと感じたら、早急に医療機関を受診することが大切です。

症状の特徴をチェック

  • 痛みがいつからで出したか
  • どのような痛みか
  • どの辺りが痛むか
  • 痛みの場所は同じか変わるか
  • 痛みに波に強弱があるか
  • 身体の向きを変えると痛みが変わるか
  • 腹痛以外の症状があるか

周りの環境をチェック

  • 痛みに何か心当たりがあるか
  • 痛みの前後で服用した薬があるか
  • 既往歴があるか
  • ピロリ菌感染の疑いがあるか
  • ストレスがあるか
  • 妊娠の可能性があるか

腹痛を引き起こす原因と病気

腹痛の原因は多岐に渡りますが、現代ではストレスや自律神経の乱れによるものが多いです。
ただし、消化器疾患も腹痛の原因となるため、症状が続く場合は早めに医療機関を受診してください。

下腹部

過敏性腸症候群

3か月以上続く便通異常が特徴で、下痢と便秘を繰り返すことが多いです。

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膀胱炎

細菌が膀胱に感染し、腹痛や排尿時の痛み、頻尿などの症状が出現します。

感染性胃腸炎

細菌やウイルスへの感染による胃腸炎で腹痛、下痢、嘔吐、発熱を引き起こします。
ノロウイルスやカンピロバクター、ロタウイルスなどが原因になります。

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尿管結石

尿中の成分が固まってできた石が尿管に詰まることで、背中からわき腹にかけて激しい痛みを引き起こし、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

上腹部

逆流性食道炎

空腹時や朝方に腹痛や胸やけが起こりやすいです。

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胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜が傷ついて炎症を起こし、みぞおちの痛みや黒い便(タール便)が見られます。

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盲腸(急性虫垂炎)

虫垂に炎症が生じることで症状が生じます。
みぞおちの痛みから始まり、右下腹部へ痛みが移動します。
食欲不振や吐き気といった症状も見られます。
腹膜炎を発症すると高熱を伴うこともあります。

急性膵炎

膵臓の急性炎症で、膵臓は胃の裏側の背中側にあるため、上腹部と背中に強い痛みが生じます。

突然の腹痛と下痢、
治まらない場合は病院へ

突然の腹痛と下痢は、緊張やストレス、食あたり、感染症などが原因で起こります。
下痢による脱水症状を防ぐために水分をしっかり摂り、消化の良い食べ物を摂って胃腸を休める必要があります。
症状が続く場合や血便がある場合は早めに医療機関を受診してください。

腹痛の検査

エコー検査

内臓の状態を確認します。

血液検査

炎症や感染症の有無を確認します。

大腸カメラ

内視鏡を使って、直接大腸の内部を調べます。

大腸カメラ検査について
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胃カメラ

内視鏡を使って、直接胃や十二指腸の内部を詳しく調べます。

胃カメラ検査について
詳しくはこちら

腹痛の治療

問診や触診、視診、聴診、打診などを行い、原因に応じた治療を行います。急性腹症が原因の場合は緊急手術や処置が必要になることもあります。
その他の腹痛は、一般的に内科的に原因となっている病気の治療を行います。